LinkStation(HD-HLAN V2)をサーバにする

CPUにMIPSを使用した、LinkStation(HD-HLAN V2)にdebianをインストールしてサーバにした時の 覚え書きです。

お約束事です。
LinkStationを改造すると、メーカー保証が無くなります。 また、本サイトの記述を参考にした結果については山本道成は一切責任を負わないものとします。 発生した一切の損害に関知しませんし、補償もしませんので、自己責任でお願いします。

目次


LinkStation(HD-HLAN V2)にdebian(FreeLink)をインストール。

●念のため、LinkStationのファームをアップデート。

BUFFALOの 「HD-HLANシリーズ ファームウェア アップデータ」 から最新のファームをダウンロードして、アップデート。
必要ないかもしれないけど、全てを初期化してから次の作業を行いました。

FreeLinkをインストールします。

「Freelink - Convert the LinkStation into a Full-fledged Debian Linux Server」から freelink_mipsel-hdhlan-060810.zip(2008年2月現在)をダウンロードし、解凍します。

解凍して出来た、「HD-HLAN FWUpdate.exe」を実行。 操作はファームのアップデートと同じです。
注意として、Windowsのファイヤーウォールを無効にしておかないと、 インストールに失敗します。
インストールに失敗してもEMモードで起動するので、 再度「HD-HLAN FWUpdate.exe」を実行してインストールすることが出来ました。

●SSHでログイン&アップデート

SSHでLinkStationにログインします。

    login   : root
    password: freelink
ログイン後、パスワードを変更しておきましょう。

ネットワークの設定をします。

を自分のネットワークにあった設定に変更。

Debianのアップデートを実行
apt-get update
apt-get dist-upgrade

以上で、最新のDebianにアップデートされるので、あとは普通のLinuxサーバとして使用できます。


/(ルート)パーティションの確保

FreeLinkをインストールしたままでは、/(ルート)の/dev/hda1には400M弱ほどしかありません。 このままでは、色々なものをインストールすることが出来ませんので、/homeや/varなどを 別のパーティション変更しましょう。 容量の大きな/dev/hda3は/mnt/hdaにマウントされていますので、ここへ移動します。
●/homeなどの移動

/homeの場合、ユーザを作る前にするとファイルをコピーする必要が無いので楽です。
/varなど、ファイルがあるディレクトリでも同じ操作です。
cp -pR /home /mnt/hda/share
rm -rf /home
ln -s /mnt/hda/share/home /home

必要な空き容量が/(ルート)に確保できるように、適当なディレクトリを移動しましょう。 一応、/home,/var,/usr を移動させて使っています。

locales(日本語)の設定

Debianなので、簡単です。

お問い合わせは:山本道成までどうぞ。